まだ書くよ7DOORSネタ!
感じたこととか好きなシーンとか書いておかないと
忘れちゃいそうでね……。
嫉妬役のヨタロウさんからも
「やはり芝居はナマものということで、あなたの記憶にいき続けとうございます」
とリプライ頂いたしね。・゚・(ノд`)・゚・。
(ヨタさんと水さまの歌はサントラに入らないんだろうなと独り言で嘆いてたら
拾ってくださった……!!)
という訳で全力でネタバレありです。
思い出せる限り箇条書きでメモっていきます。
因みに考察は、水さまファンの方のブログとかから
拝借してるものもあります。
色んな考察をしていらっしゃって、おかげで色んな視点から見れました。
後でまた思い出したら追加するかもw
●音楽。
最初に流れるのがメインテーマなのかな?
一発目のギター音で「うわあああSGZの音だぁあああ!!」ってなったけど
あれは1stのあの曲の音かな?と思ったり。
(けど他のシーンの曲も、別の曲っぽいのでそっちか?とも思ったりw)
ヴァイオリンを弾く公爵様は美しかったです'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ
たまに弓をぐるんぐるんしてたけどwwww
ユディットが冒頭で歌う曲もとても素敵。
水さんファンの方のブログで見かけたけど、STRAY SEEPって
タイトルなのかな。
ユディットが城へ向かう時はこの曲のピアノバージョンが。
ラストシーンでは、公爵がヴァイオリンで弾いていた曲が
ピアノバージョンになっていたので
公爵=ヴァイオリン
ユディット=ピアノ
という構成なんだろうな。
公爵杉たんがアルバイトwしてる
ユディットと嫉妬さんのヴェルレーヌ「落葉」のデュエットは
かなり好きなシーン。
てか、ギターが生演奏とか、そういうことは早めに言って頂けませんかね公式!!!
最初にネタばらししてくれたのがヨタさまとか/(^o^)\
言われないと気付けないってばよ!!!/(^o^)\/(^o^)\/(^o^)\
●7つの大罪とユディットの過去。
ユディットの独白で明かされる、ユディットの身の上に降り注いだ7つの大罪。
本当の父は殺されたにも関わらず、弁護士(強欲)により
軽度の刑になった犯人を許せない感情(憤怒)。
女手一つで育てられたものの、貧しい暮らしの中で
兄妹は飢え(暴食)、他人を妬み(嫉妬)。
引き取られた親戚の家では、父と兄は生活を諦め(怠惰)
またユディットが女であること故の苦しみ(肉欲)。
では、ユディット自身の罪は?
傲慢執事さんが言うけど「この部屋を差し上げてもいいくらいだ」は
多分間違いないんだろうなぁと思う。
神に敬虔であるが故に、美しく凛々しいユディットには
知らず知らず「傲慢」が。
でも傲慢執事さんは言う。
「ご安心ください、私は罪人ではありません」と。
ユディットも実質的な罪は犯していない。
けれど「傲慢」。
●7人の罪人とユディットの家族。
父と強欲さん。
兄と憤怒さん。
この2人だけキャスト兼任なんだけど、
なるほどと言わざるを得ない。
父は金とユディットをやっかい払いをする為に嫁に出そうとし
兄はそんな父と公爵に怒りをぶつけている。
2人にちゃんとそれぞれの要素がある。
そう考えると、強欲さんの
「たえてそれは 夢にみたことがない!」
「たえてそれは 欲しかったことがない!」
等の台詞がまた別の意味を孕んだようにも思えるっつうね……。
意味深。
●嫉妬さんとユディット。
ここは唯一、城に来てからのユディットの
緊張がほぐれるシーンだと思う。
ヴェルレーヌの詩を詠む嫉妬さんの後ろで
それを聞いているユディットの表情がとても可愛らしい。
ここは裏で公爵様が、アルバイトでギターを弾いてらっしゃるのでw
密かにそれが楽しみなシーンでもありました。
けどあんなにリラックスして歌ってたユディットが
嫉妬さんの狂気を知った時のあの怯え。
その対比がユディットの可憐さを表しているようで
多分7つの扉の中で一番好きだなぁ。
●公爵とユディット。
対比的な存在。
白いドレスのユディットと、黒い装束の公爵。
生命の瑞々しさに溢れるユディットと、時が止まっている公爵。
まぶたで分けられた内側と外側。
私はお前で、お前は私。
ユディット様とも兄妹のようと揶揄した執事は
こうとも言う。
「ユディット様が公爵を受け入れれば、
必ずや同じ時を生きられるでしょう」と。
最初に見た時は単純に
ユディットが公爵となり変わったんだと思ったのだけど……
時の間で公爵とユディットが対峙しているときの照明は、十字架の形。
ユディットが公爵を殺めるあの瞬間に流れるのは
パイプオルガンの音楽。
そして遠くで鳴り響く鐘の音。
短剣を突き刺したあの瞬間が、まるで結婚の誓いのような。
倒れた公爵に寄り添うユディットを見て
ああ、ユディットは公爵を受け入れたんだなぁと
ぼんやり思いました。
公爵を受け入れて、同じ時を生きることになったユディット。
最後に公爵と色違いの装束で出て来たユディットは
成り代わったのではなく、公爵を受け入れた存在なのかなと。
ユディットはずっと白い衣装だった。
公爵はずっと黒い装束だった。
ラストに出て来たユディットの衣装が白と黒だったのは、
光が影を内包したかのようにも見えたのです。
●雫の音。
上記の公爵とユディットの話に付随する話で。
ステージ下手にある水たまりには、いくつかのシーンで
雫が落ちているのだけど
これは時間の経過を表しているように感じたり。
冒頭、公爵が出て来る前に落ちて来る雫のスピードはゆったり。
ユディットが城に来た時も同じく。
ずっとゆっくり落ちている雫が、一気にスピードを増して落ちて来るのが
ユディットが公爵を刺して
公爵の時間を動かした、その瞬間。
水たまりの照明が赤に変わって
塞き止められていた時間と血が流れ出すような
そんな風に見えました。
そしてユディットが城の扉から出て来る時には
雫はもう止まってる。
「公爵を受け入れたユディットは、同じ時を生きることになる」
●アドリブ。
ほぼ一切アドリブなしの舞台だったけど
唯一アドリブが入ってたのが、父&兄が城にくるシーン。
歩き疲れた親父が腰が痛いとか言うんだけど、そこが毎回微妙に変わっててwww
17日→腰が痛いんだよ…
24日→腰が痛いんだよ、腰の軟骨1こ抜けてんだよ
27日→膝が痛いんだよ、腰の軟骨1こ抜けてんだよ
30日→背中が痛いんだよ、腰の軟骨1こ抜けて背も低くなってんだよ
楽日→腰が痛いんだよ、ここ軟骨1こ抜けて背も低くなってんだよ
(+兄が、軟骨ないとか衝撃的なことも聞いたよ!)
ここで毎回ちょっとだけ笑いが起きるというwww
兄も微妙に受け答え変えてたしwww
ちょっとだけ気が抜けるシーンでした。
●公爵のモノローグ。
全編通じて3回出て来るこのモノローグ。
冒頭と、時の間に移動する前と、そしてラストのユディット。
公爵が言うのは1回目と2回目だけだけど
1回目の方が低い声なんだよね。
2回目の方が聞き取りやすい、トーン上げた喋り方。
しかし一番カッコいいのはラストのユディットに他ならない訳で……w
ラストのユディットは、もう「可憐な羊飼いの娘」じゃないんだよね。
光と影を併せ持ち、ゆったりとした時の流れに生きる
青ひげ公の城の主。
-----------以下、モノローグメモ-----------
我らの心を占め、身体を苛むのは
過去に犯した愚かさと、その罪深さ
どうにかして忘れてしまおうとするが
そう簡単には許してはもらえない
だからといって
酒に溺れ、阿片の快楽にすがれば
肉体が破滅する
そこで我らは
忘れきれない愚かな記憶を飼いならそうとする
己の愚かさを別の物語の中に押し込め
偽の記憶をでっちあげるのだ
そうして己を欺き
悪を枕に夢心地
心はいつかまどろう
やがてどんなものの上にも死が訪れ
次に来るものたちが同じ過ちを繰り返す
それが我らの歴史の正体
何百年、何千年も変わることのない
愚者の営み